こんにちは、平山です。マーケティングについて色々お話してきましたが、今日はその用語についてふれてみたいと思います。
正直、マーケティング用語ってほんと無数にありますし、どんどん新しいものが出てきますので、時々追いつかなくなりますし、横文字ばっかりで何がどれだか分からなくなりますよね(^_^;
なので、今日はこれだけ覚えておけば概ねOKじゃね?というものをピックアップしてみました。
もちろん業種によっても異なってきますし、あくまでも私がよく耳にしてきたものとなりますのでご理解ください。
がっつりと覚える必要はないと思いますが、どんな感じというのだけでもサラッと触れておいていただいて、外部の人とか社内のミーティングとかでチラッと会話の中に入れ込むと。もしかしたら出来る人に思ってもらえるかもしれませんぞ。
と、その前に、そもそもではありますが、「マーケティングとはなんぞや?」ということに触れておきたいと思います。
マーケティングの定義(マーケティングってなんぞや?)
これは人ぞれぞれ定義が微妙に違っているようなので、ぱっと思いつくものをご紹介しますと
まずはマーケティングの父と呼ばれておりますマーケティングの第一人者であられますフィリップコトラーさんの定義によるとー
Jack11 Poland – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=7851311による
(フィリップ・コトラー)
マーケティングとは、個人や集団が、製品および価値の創造と交換を通じて、そのニーズやウォンツを満たす社会的・管理的プロセスである。
続いてマネージメントで有名なピータードラッカーさんの定義。比較的私も好きな定義ですー
Jeff McNeill – https://www.flickr.com/photos/jeffmcneill/5789354451/in/photostream/, CC 表示-継承 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=15597498による
(ピーター・ドラッカー)
マーケティングの究極の目標は、セリング(売り込み)を不要にすることだ
ドラッカーさんはだいぶ前に流行った「もしドラ」で知っている方も多いかもですね
なつかし〜。読みやすくておすすめです^^
※Amazonアソシエイトリンクを利用させていただいております。
そしてマーケティング協会さんの定義もありましたのでご紹介しておきますとー
日本マーケティング協会
マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。
いろいろ定義がありますが、
私が解釈しているのは、簡単にいうとマーケティングとは「販売に関わるすべての行い」をひっくるめてマーケティングでいいのではないかと思ってます。
欲しい人を探す調査もマーケティング。セールス(売り込みではなく顧客に寄り添った提案)を行うのもマーケティング。売上げを上げるために、スタッフのチームワークを良くするのもマーケティング。であるのかなと定義してます。
なんとなくざっくりになってしまいましたが、日本ではよくマーケティング=調査みたいな感じで捕らわれがちですが、マーケティングとはもっと広いもので、商品と顧客、そして自社を繋げていき社会を作っていくうえでとても重要で素晴らしいものであるということが伝われば幸いです。
はいでは本題のマーケティング用語ですね。
順番に進めていきましょう。
USP(ユニーク・セリング・プロポジション)
~自社や商品の独自の強み~
これは昔からある言葉ではありますが、自社や商品、サービスにおいて他には無い強みを指します。USPが何なのかを明確にすることで、マーケティングアプローチも変わってきますし、強豪と無駄な価格競争をしなくてすむようになりますので大事ですね。
ペルソナ
~商品サービスのユーザー像~
例えばメールマガジンを書くときも、チラシを作る時も、新商品をつくる時も、このペルソナを設定することがとても重要です。ペルソナが無いと誰のための商品かわからなくなって結局刺さらないんですよね。なので、ぜひこれは忘れずに行ってください。ペルソナはその人の性別年齢、住んでいる所、仕事や趣味など、なるべく細かく設定を作り上げます。以前にYouTubeのマーケティング講座でお話しておりますのでよろしければご覧ください。
メリットとベネフィット
メリット=その商品の特徴
ベネフィット=その商品によってもたらされた結果、変化
メリットとベネフィット、似ているようで全然違います。よくある広告ではメリットばかりをうたってしまっている場合が多いですが、顧客が本当に関心があるのはベネフィットになります。ブランド物を買うのではなくブランド物を買った後に味わえる優越感にお金を払うのです。メリットではなくベネフィットを見出すことを覚えておきましょう。
こちらも過去に動画にしてますのでよろしければそちらご覧ください。
LTV(ライフタイムバリユー)
ある顧客が、取引を開始してから終了するまでの期間に、自社に対してどれだけ利益をもたらしていただけたか収益の総額を算出するための指標。
新規客を集めることも大事なのですが、お金がかかるし大変なことです。それよりも、いかに既存客に満足してリピートしてもらえるか?ここに重きをおくことが大切なんですよね〜。その方が顧客との関係も深くなりますし、商品やサービスの改善もしやすくなります。そういった活動がこのLTVを上げることに繋がりますので一つの指標として注目されている部分でありますね。
CRM(カスタマーリレーションシップマネージメント)
LTVに関わるものとしてこのCRMは顧客との関係を築いていく為に重要でありますね、顧客の情報を管理、分析して、それぞれに必要な関係性を構築する為の試み、大事にしていきましょう。
DX マーケティングDX
最近本当によく聞く言葉ですね。DX(デジタルトランスフォーメーション)デジタル化と混乱してしまいますが、単にデジタルにする、だけではなくデジタル技術を活用してビジネスモデルや顧客の体験を変えていくことを示した言葉になります。
例えばレストランの注文を全てアプリで完結出来るようにしたりとか、不動産の下見をVRで出来たりとか。デジタル技術を活用して変革していくことを指します。
トランスフォーマーみたいに変形して強くなるイメージですね。
MA(マーケティングオートメーション)
通常見込み客の集客から育成して実際に購買に至っていただくまで、時間がかかりますし、手間暇かかりますよね。都度メールを送ってとかしているとどうしても一斉に同じメールを送りがちになってしまいますが、顧客のアクションに合わせてアプローチを変えたり、そういったことを自動化しちゃおうという試みがMAですね。いろんな会社さんでサービスとして打ち出されています。
例えば顧客がWEBページに訪れてこういうアクションをしたらこういうメールを送るとか全て自動で行われるものですね。ただ、結構扱いは難しいので、今のところそういった専門知識がある方でないと扱いきれないというのはよく聞く話ですね。
またいくら自動にしたからといっても、顧客は人間ですので、根本的なマーケティングの(感情や人と人の接触頻度)というのは元になる部分で忘れてはならないのかなと思います。
B to B、B to C
これはご存じの方は多いかと思いますが、一応入れておきました。顧客が企業なのか?個人なのか?それによってマーケティングアプローチも変わってきます。
また、今現在がBtoBならBtoCを考えてみる、BtoCならBtoBを考えてみると事業の幅が広がったりしますね。
ここからはデジタルマーケティングの分類になります▼
CV(コンバージョン)
最終的な結果になりますね。ゴールを何に定めるかはその人によってことなります。結果を色んな面から分析するうえでも一つの大事な結果の指標となりますね。
CVR(コンバージョンレート)
(Webサイトやページに訪れたユーザーの内、どの程度CVに至ったかを表す数値。)
ウェブページに訪れた数のうちどのくらい結果にいたっていただけたか?なので数値が高ければ高いほど、優秀なページ、バナーであったと言えることになります。もし低ければどこに原因があるのか?探る指標にもなりますね。
インプレッション
顧客が観ている画面、PCやスマホの画面にどれだけそのバナーやページが表示されたかを図る数値になります。当然ここが上がれば分母が増えますので、極力あげていくことがやはり大事です。
CTR(クリックスルーレート)
顧客の画面に表示された際にどれだけクリックしてもらえたか?その割合になります。ここが低ければバナーなどの見直しを行う必要が出てきます。
CPC(コストパークリック)
(広告が1回クリックされるのにかかる費用)
CPA(コストパーアクション/アクイジション)
例えば広告費10万で獲得した顧客が千人であれば獲得単価は100円
広告費10万÷獲得顧客数千人=獲得単価(CPA)は100円
下記思い出したので追記しておきます。
LP(ランディングページ)
(よくWEBサイトで通販などで見られる一枚ものの長いページのこと。)
WEB上のチラシのようなもので、極力他へのリンクを排除し、離脱を少なくし、ページを上から下へスクロールしていただきながら商品についてセールスアプローチをするもの。
通販を行われる際は必須のページと言えます。
LPO(Landing Page Optimization)
SEO
(検索エンジンからサイトへの訪問を増やすための施策。)
検索された時にページを上位表示するための最適化など。
以上基本的な所ですが、まとめさせていただきました。
もちろん他にも無数にありますが、一変に覚えようとすると頭いたくなりますよねw
一日一つでも覚えて、ぜひ会話の中で使ってみると、もしかしたら出来る人にみられるかもしれません。
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