名前を決める、これは最も簡単そうで最も難しいことなのかもしれないですね。
もしかしたらあなたも今正に名前を決めるべく悩んでおられるのではないでしょうか?
そんな時にポーンと降りてくればいいんですけどね。。中々そうは行かないものです。。
今日はそんなあなたにポーンと降りてくる魔法を。。
とまでは行きませんが。色んな角度、色んなパターンから名前をお考えいただく祭のヒントをお渡ししていければと思います。
ぜひビジネスにおける名前付けのヒントにお役立てください。
分かりやすさシンプル案
では、一つずつ見て参りましょう。まずは私が常に心がけている案ですが、分かりやすくシンプルであることです。
現代の情報化社会において、一日に人が目にする情報はとんでもない量だと言われています。インターネットやスマホの影響は大きいですよねー。
思い返していただいても、あなたが今日これまで目にした情報は、とんでもない量を目にされているはずです。正に情報爆発の時代と言えましょう。
こんな時代にです。分かりやすくシンプルであることは、埋もれる情報の中からお客さんに見つけていただくためにも、重要な要素と言えるかと思います。
例に出して恐縮ですが、最近私が始めた企画で『朝勝つラジオ365』という企画があるのですが、これもわかりやすさに拘りました。「朝活であること」「ラジオであること」「365日であること」
その辺を説明しなくても伝わればOKかなと。ちょっとダサいですけどねw
この、説明をしなければならないのと、説明をしなくても良い、というのはかなり差があると思うんですよね。説明をしなければならないとなればお客さんのステップ、階段を一つ多く作ってしまうこととなりますので。
極力階段は少なくした方が良いというのが一つの考え方ですね。
(後でふれますが、逆に高級志向や差別化を行う際はこの階段をあえて増やすということもあります。仕切りを高くするということですね。)
既存認知を使う案
これはデザインにおいても重要なことであるのですが、例えば標識において言えば、これは止まれだ、進めだ、という風に小さいころから学習をして当たり前のこととして認知していることって多くありますよね。
それらは、青は進め、赤は止まれという風に既存認識として私達の脳に刻まれています。
それを、たとえばこの企画では紫は止まれ、ピンクは進めです。と言われるとどうでしょう? え?なんで?ってなりますし、覚えるのが非常に面倒くさいですよね。
そうではなくて、今認知しているものがあるのであれば、それを使いましょう。というのがこの既存認知を使う案です。
これはネーミングにおいてもよく使われていますが、私が思うところで、最もこれをうまく使われているのがドラゴンボールの鳥山明先生かなと。ブルマやベジータやフリーザ、ギニュー特戦隊、グルトやドドリア、ヤムチャや天津飯、全て現実に存在する名前を使われています。 まあ、もしかしたら名前を考えるのが面倒くさいからw ということも有るかもしれませんが、読者からしたら同じことなんですよね、また新たに覚えなくてはいけない、よりも今脳みその中に既にあるものを使ってもらった方が楽なのです。
因みに、話はそれますが、ドラゴンボールの敵役はすべて担当編集をキャラクター化したものだそうです。これも設定から考えるのが面倒くさいからwかもしれませんが、現実世界の目の前のものからヒントを得ることはビジネスにおいてもすごく重要なことなので見習いたいところですね。
話は戻って、ネーミングですね。
あとは商品で言うと「チョコラBB」はチョコとコーラをドッキングして出来た名前らしいです。「ピザーラ」はピザとゴジラをドッキングしたもの。全く同じものではないですが、既に認知しているものを掛け合わせることで覚えやすいというのもあるのかもしれないですね。
響き、韻を踏む案
さて、これも、抑えておくべきポイントかと思います。
なぜなら?響きや韻を踏む言葉というのは言いやすいですし、言いやすいということは覚えてもらいやすくもなるからです。
例えば、、コカ・コーラ、キングコング、ダウンタウン、ノブシコブシ、ハンターハンター。
うーん。韻を踏む感じが言いやすいですね。意味も無くただ言ってみたくなりますw
あとは、Kodakの創業者は「K」に拘って名付けをされてそうです。Kがなんだか鋭くていい!という意味で最初と最後をKでくくるところに拘ったそうですね。
その名前の響きは、言いやすいか?覚えやすいか?
ここも心得ておくべきポイントですね。
検索されやすい案
現代のネット社会において、やはりこれは見逃せない部分でもありますね。ネット内で見つけやすくしてもらうか、それには自分のお客さんがどんなワードで検索しているのかというのを把握しておくことはとても重要と言えます。
・家庭教師のトライ
・お掃除本舗
・バイク王
①番目の分かりやすさにも繋がりますが、顧客の検索ワードに適したものを入れることで見つけやすく、そして分かりやすくしてもらえるということもあるかと思います。
名前に入れられない場合は、キャッチコピーに入れるというのでも良いですね。
本を売るならブックオフ♪
という形で。 気がついたら歌ってしまってますw
ニッチを攻める案
これまで分かりやすさをベースにお話してきましたが、ここでは全く逆の案となります。仕切りを高くする、差別化をする祭に用いられる案ですね。
例えば良い例が「ハーゲンダッツ」です。
ハーゲンダッツは元々は家業で最初はリアカーで普通のアイスを売り歩いていたそうです。やがて波にのりはじめたのですが、大手企業から潰しにかかられたそうなんですね。
そこで息子さんのルーベン・マタスさんが考えたのが、これまでに無い、高価格帯の商品の開発でした。そのころはアイスというと安いものしかなかったそうです。
そこに特別感を出して、外国風の名前にしたのがこの「ハーゲンダッツ」です。
名前に全く意味はなく、ただこの外国っぽい響きから付けられたそうですね。
パッケージもそのような高貴な感じで全体のブランディングも整えたことにより、今も尚愛される現代のハーゲンダッツとなったわけですね。
仕切りを高くすることで、そういった高価格層の顧客に特別感を得ていただきやすくもなります。
あとは外国っぽい名前も一つの手かもしれません、私がよく使うTシャツブランドで「ユナイテッドアスレ」というメーカーさんがあるのですが、てっきりアメリカのブランドだと思ってたんです。。
ものにもよるかと思いますが、外国産っぽく名前をするだけで、なんだか一つ上のランクに感じていただきやすい場合もあるのかもしれないですね。
思いをのせる案
さて、最後に、思いをのせる案ですね。これは社名や店名など会社の社員やお店の従業員が一致団結する上ではとても重要な要素になるかと思います。
例えばその会社、そのお店に、どういった思いがのせられているのか?それがあるのと無いのとではまったく団結力が変わってくると言われていますね。
例えば、スターバックスはある白鯨という小説に出てくる一等航海士の名前からとったそうです。ロゴも人魚ですし、世界を航海していくようなニュアンスなのかもしれないですね。
あとは、日本が誇るカメラメーカーの「キャノン」これは元は観音様をもじって付けられた名前だそうです。観音様の御慈悲にあやかって世界最高のカメラを作る。という思いをこめているそうです。初代のロゴは観音様が描かれているのは有名ですね。
そして、トップオブスポーツメーカー 『NIKE』
これも有名ですが、フランスのフーブル美術館に展示されているニケ像、このニケから名付けたと言われていますね。
ニケ像は勝利の女神と言われていますから、アスリートからはすればめちゃめちゃ縁起がいいですし、会社の社員としても、うちの会社の名前は勝利の女神なんだと認識をしているとやはり団結心も出てくるわけです。
思いをのせること、これも凄く重要ですね。
まとめ
というわけで、色々とパターンを見てきました。
ただ、名前付けは単純そうで本当に難しい思考作業ですが、ただ「うーん、うーん」と考えるのではなくて、こうやってパターン別にぐるぐると考えてみると何か良いアイディアが浮かぶかもしれません。
ぜひ、色んな角度から思考を巡らせてみてください。
それでは、良い名前がひらめくことを願っております。
平山さん、ありがとうございます。
勉強になると共に平山さんのお人柄なのか、優しい感じが致します!!名前を考える際にこの6つの案を軸に考えるといいネーミングが出来そうですね!!
諸岡さん、ありがとうございます😊
私の名前は「ユウキ」なのですが、諸岡さんと同じく「優」が入るのでそのおかげかもですw
諸岡さんも文面に優しさがにじみ出ておられます😊